メリノウールとは | SPAN Official - span公式オンラインショップ

SPANイチオシの素材「メリノウール」

365日を快適にする優れた調湿性の素材は「天然のエアコン」と称される程。

今回はそんなメリノウールについてのご紹介を。

メリノウールは天然素材でありながら、優れた機能を持った素材で驚くほどに優れた機能で「魔法の素材」と呼ばれる程。
特殊な加工を施さずに優れた機能を持つのは、厳しい自然界で羊が快適に過ごす為の進化によるもの。

メリノウールはそんな羊からの贈り物の素材です。

そんなメリノウールの優れた天然の機能をご紹介。

365日を快適にする素材

冬は暖かいのに夏は涼しい。そんな魔法のような素材のメリノウール。その驚きの秘密は毛の縮れにありました。

ウールの繊維はその他の繊維に比べても毛の縮れ(クリンプ)が多い繊維です。このクリンプが多いほど繊維の間の空気の層が多く高い保温力を持っています。

また、ウール繊維の表面はうろこ(スケール)状になっており、湿度によってうろこが閉じたり開いたりして、繊維内の水分量を自動的に調整します。
夏場のじめっとした時期に過剰になりすぎた水分を排出し、適切な水分量に保つことで、べたつかずさらっと快適に着用できます。
このスケールが多いのもメリノウールの特徴となっております。

メリノウールはコットンの2倍、ポリエステルの30倍の水蒸気を吸収・放出し
余分な水分は蒸発させ、適度な水分を繊維内に蓄えることで、蒸れないのに乾燥しないほど良い水分量で快適な肌心地が続きます。

寒い時期は魔法瓶のような高い保温力で暖かさを保つ暖房効果。

暑い時期は不快な湿度をちょうどよく調整して快適に保つドライ機能。

これが一年を快適に過ごせるメリノウールの秘密です。

おすすめのアイテム：

【定番アイテム】クルーネック長袖Tシャツ

シンプルで一枚でもインナーとしてもオススメのSPANの定番アイテム。チクチクしないメリノウールを使用したメリノウールの入門アイテムです。

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おすすめのアイテム：

【定番アイテム】Super120’s 長袖インナー

メリノウールの中でもより繊細なスーパー120のメリノウールを使用。シンプルな長袖タイプのインナーで着回し抜群のアイテム。メリノウールのインナーの人気No1アイテムです。

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おすすめのアイテム：

【定番アイテム】リブニットレギンス

メリノウールの繊維を伸縮性抜群のリブ編みで仕上げた素材を使用。抜群の伸縮性でラクに。凹凸のある生地で肌離れが良くサラッと着用出来ます。

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キレイが続く快適素材

ウールは構造上、繊維の表面に水分が残りにくいため、臭いの原因となるバクテリアや菌の繁殖を防ぎ、さらにニオイ分子そのものを吸着し閉じ込める性質があり天然の抗菌・防臭性能を備えた素材です。

ニュージーランドで行われた試験ではウールはポリエステルに比べて66%、コットンと比べて28%も着用後のにおいが少ないという結果が出ております。

メリノウールは天然の撥水作用があり、汗や汚れがつきにくく、表面に付いた水分もサッと拭き取ればシミにもなりません。食事の時の「汁はね」や、夏場の大敵「汗ジミ」の悩みも解消できます。

天然の抗菌。防臭作用と併せて、メリノウールが清潔素材といわれる理由はここにあります。

乾きが遅いメリット。

速乾性を謳った化学繊維や、リネンに比べて、メリノウールは乾くスピードが遅い素材。

ただ乾くのが遅いと聞くとべたつきや不快なイメージを思い浮かべがちですが、そんなことはありません。

メリノウールは汗などの吸収した水分を繊維内に一度取り込みます。その後断続的に蒸発させてゆっくりと乾いていきます。

ゆっくり乾く事の一番のメリットは「汗冷え」をしづらい事。

汗をかいた状態で、風にさらされたり、冷房の効いた部屋に入った際に寒いと感じたことはありませんか？
これは汗が蒸発する際に体温も一緒に奪われる気化熱効果の為です。これがいわゆる汗冷えの事。

汗冷えは体調不良や体のだるさの原因に。

メリノウールは汗を素早く吸い取ってくれるのでべたつきが少なくサラッとた着心地に。

吸い取った汗はじんわり時間をかけて乾くので体温が奪われず汗冷えしづらい特徴を持っています。

メリノウールが登山などのアクティブなシーンで使用される大きな理由の一つもこの汗冷えのしづらさにあります。

ウールのチクチク

ウールと聞くと、冬に着るセーターを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか？
ウールのセーターを素肌に着るとチクチク感を感じることも。

そんなイメージもあり、

【ウール＝チクチク】

そんなイメージを持たたれる方も少なくありません。

ですので私共がご提案しているメリノウールを使用したインナーもチクチクするんじゃないの？

とよくお問合せをいただきますが、私共が使用するメリノウールは、繊細な羊毛を使用して編まれた生地を使用しておりますので、チクチク感を感じづらくなっております。

その秘密は繊維の太さに・・・。

繊維の太さについて

人の肌は一般的に太さ30マイクロン以上の繊維が5％以上含まれるとチクチクと不快感を感じると言われています。

同じウールでも一般的なセーターのウールとメリノウールはまったくの別物。
セーターなどのウールは素肌に直接着る想定で作られていないため、太い繊維を使用しています。
それは太い繊維のウールのほうが安価だからです。

一般的なウールの繊維の直径は25～40ミクロン程度ですが、それに比べメリノウールの繊維は13〜20マイクロンと細いため肌への刺激が少なくチクチク感を感じにくくなっています。

Super〇〇’sの表記について

Super〇〇’s とは、ウールマークでおなじみの毛織物の認証機関である国際羊毛機構（IWTO）が定義する規格のなかで最上位に位置づけられる品質です。

丸の中の数字が大きくなるほどに、使用する繊維(羊毛)が細くなります。

メリノウールのランク	繊維の直径（μm）
表示なし	20.0μm以下
Super 80’s	19.5μm
Super 90’s	19μm
Super 100’s	18.5μm
Super 110’s	18μm
Super 120’s	17.5μm
Super 130’s	17μm
Super 140’s	16.5μm
Super 150’s	16μm
Super 160’s	15.5μm
Super 170’s	15μm
Super 180’s	14.5μm

一般的にこのSuperのあとの数値が大きい程、希少で高級とされていますが、あくまで繊維の太さであり、希少価値が高いことに間違いはありませんが、イコール品質のいい物と言うわけではありません。

繊細な繊維を使用し、繊維から糸に、糸から生地にする様々な工程も生地の風合いや質にも大きな影響を与えます。

希少なメリノウールの繊維を使用していても、糸にする撚糸の技術や、生地にする製織や編み、出来上がった生地を整える整理。これらの技術が劣っていては良い生地は出来ません。

生地になるまでのいくつかの工程を熟練の職人さんの高い技術によって行う事で、より質が良く、上質なメリノウールとなります。

おすすめのアイテム：

Super140’s メリノウールバレエネック半袖インナー

スーパー140の繊細なメリノウールを使用した半袖インナー。深めの襟ぐりでインナーとして最適。チクチクしないどころか、とても滑らかな肌触りのアイテムです。

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おすすめのアイテム：

Super120’s オーバーサイズカットソー

チクチクしないニュージーランドのメリノ種の羊毛を使用。ゆったりとしたシルエットで一枚でもサマになるおしゃれと機能が叶うアイテムです。

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おすすめのアイテム：

Super100’s 圧縮ウールワンピース

メリノウールはインナーやTシャツ以外にも。上質なメリノウールを使用した圧縮ウールはフォーマルにも使われる程。上質な光沢感のある生地のモックネックワンピース

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Made in Bishu

愛知県一宮市、稲沢市、津島市、愛西市、江南市、名古屋市、岐阜県羽島市を中心に栄える、国内生産量の8割を占める一大ウール産地の「尾州産地」

イギリスの「ハダースフィールド」、イタリアの「ビエラ」と共に世界三大毛織産地と称される尾州で作られるウールの生地は世界でもトップクラスの品質を誇ります。

恵まれた環境と、確かな職人の技術

尾州は分業制が今なお残り、撚糸をする工場、生地を織る工場、染色・加工をする工場と各分野の職人の巧みな技術を掛け合わせて尾州ウールは生まれています。

さらに生地の加工に使用される水は、尾州産地の中央を長われる木曽川の水。
硬度20度以下で日本有数の超軟水である木曽川の水は、アルカリに弱い動物繊維のウールの加工に最適です。

確かな技術と、豊かな環境に恵まれ、世界でもトップクラスのウール生地が出来上がるのです。

SPANのメリノウール

SPANがある岐阜県岐阜市は惜しくも尾州産地から少し外れた位置に。
一部では岐阜市も尾州産地と呼ぶ方も見えますが・・・

ただ車を走らせれば10分足らずで尾州産地に行けるほどに近い場所に位置しております。

そんな中で尾州の生地屋さんとのご縁にも恵まれて、私たちSPANが使用するメリノウールは全て「尾州産地」で作られた生地を使用しております。